ボホール(タグビララン)の交通事情

セブ在住時に何回かボホール島に来たものの、その時にはあまりよくわからなかったボホール(タグビララン市等)の交通事情ですが、引っ越して生活するうちに段々様子が見えてきましたので、今日はその報告をしたいと思います。

現地の交通手段ですが、セブ同様、電車はありませんので、車・バイクが移動の中心となります。
公共の(運賃を支払う)交通手段としては、タクシー、トライシクル、ジプニー(マルチキャブ・バス)、バイクといったところですが、セブでは至るところで見かけたタクシーは、ここタグビラランではほとんど見かけません。(港や観光地等特定の場所では見かけられますが、それでも数は少ないです。)
実際、私たち夫婦もボホールでは乗ったことがありません。おそらくセブ同様に初乗りは40ペソ(約80円)かと思いますが、もし乗る機会があれば改めてお伝えします。

次にトライシクル(バイクの横に客席を設置した、まさに3輪(バイクの2輪に客席に付けられた1輪)の乗り物)ですが、これは市内の至るところで見かれられますので、ボホールでは最もポピュラーな交通手段と言えると思います。

客席は2人までですが、運転手の後ろ(バイク部分)に乗ることもでき、そうすると計4人くらいは乗れてしまいます(あまりおススメできるものではないですが・・)。
初乗りは2人で20ペソ(約40円)くらいですが、メーターがあるわけではないので、料金は常に交渉です(私たちのような外国人はたいていフッかけられます・・)。また(たとえ距離が同じでも)行先によって料金が変わります(例えば私たちの近所のモールから市の中心部までは20ペソで行けますが、それよりも短い距離である私たちの教会までは何故か30ペソ掛かります)。純粋に需要と供給で料金が決まるということでしょうか・・。また、距離が遠かったり、道中が悪路の場所を指定すると、行きたがらないので、かなりの割増料金を請求されます。

セブでは本当にメジャーで私たちも大変お世話になったジプニー(ここではマルチキャブとか大型のものはバスと呼ばれます)ですが、こちらでも割と走っていることが最近わかりました(場所によってはほとんど見かけないので、あまり走っていないと思ってましたが・・)。
トラック(こちらでは、軽トラの荷台を少し大きくしたようなサイズのものが多い)に屋根と両サイドにベンチシートを設けたもので、構造上、立ったままで乗車することはできません。(そのため、シートが満席の場合、後ろの手すり部分にしがみついて乗っている人をたびたび見かけます。)

こちらでもセブ同様、走行ルートは決まっていますが、どこででも乗降は自由で、乗るときは手を上げるなど合図をして車を止めて、降りるときは「降ります」(もちろん現地語で)と言うか、コイン等で車体をカンカンと鳴らして車を止めます。
料金は初乗り1人8ペソ(約16円)で(最近7.5ペソに値下げされたようですが)、ドライバーに手渡し(後ろにいる乗客は、前の乗客に渡して、ドライバーに払ってもらう。お釣りは逆に前の乗客経由で戻ってくる。)します。
モールやショッピングセンター等が始発になっていますが、時刻表などはなく、乗客が満員になり次第出発するという感じです。

最後にバイク(バイクの後席に乗って移動)ですが、私たちも一度しか利用したことがなく、あまり詳しいことはわかりませんが、割とよく見かける手段です。
料金はトライシクル同様、交渉になりますが、金額的にはジプニーより高く、トライシクルより安いという感じでしょうか。ただ基本1人しか乗れないので、2人で移動する場合、2台チャーターすると、トライシクル1台より高くつくことになると思います。

と大ざっぱではありますが、ざっとこんな感じです。
当初、こちらでは車やバイクがないと生活できないと思ってましたが、ジプニーやトライシクルが拾いやすい所であれば、十分カバーできるなという印象です。もちろん、車があればそれだけ行動範囲は広がりますので、あるに越したことはないんですけどね。