原発再稼働が決定されましたが・・

先日、日本政府が大飯原発の再稼働を正式決定したというニュースを見ましたが、多くの国民や有識者の反対や懸念をよそに、一方的に進めてしまったのだな、と怒りと悲しみと情けなさが入り混じった何とも苦々しい思いがしました。

そうしていると、昨日、原発稼働の是非を問う都民投票条例案について都議会総務委員会が否決したというニュースを見ました。(本会議は明日ですが、当条例案は否決の見通しとのことです。)大阪市についで2件目とのことですが、法定数を超える都民の声が集まったにも関わらず、これを無視するとはいかなるものか・・。これが民主主義と言えるのか・・。

今回の原発事故は、もちろん放射能汚染の実害が一番心配なのですが、それに止まらず、汚染の正確な情報が伝わってこない、原発に反対する声がねじ伏せられるといった、何かこれまで信じてきたものが崩されたような、あるいは今まで見えていなかったものが露わにされたような、いずれにしても日本の政治や社会がそのものに不安を覚えるようなことが起きています。

遠く異国の地にいながらも、やはり日本のことは気になってしまうのですが、本当にこれから日本はどうなってしまうのか心配でなりません。
ともかく原発という、私たちの命とこの地球をダメにしてしまいかねない危険なものに、私たちは無関心であってはいけないでしょう。私も、大飯原発の再稼働は今からでも取りやめとなるように、もちろん福一の収束と汚染被害が最小限に食い止められるように、神様に祈っておりますが、あわせて自分のできることも引き続き探っていきたいと思っています。