ロボック川探訪

先日の土曜日に、ボホールの観光名所の一つであるロボック川のリバークルーズを体験してきました。

現地までは、家の近所にあるモールの隣のバスターミナルから出発するジプニー(バスほど大きくはないのですが、まさにジープを改造した比較的大型なもの)で行くことができます。片道1時間くらい掛かりますが、1人27ペソ(約54円)とさすがは格安で行くことができます。日本の感覚で言えば、各駅停車の電車で小旅行するような感じかもしれません。

さて、肝心のロボック川ですが、両岸に熱帯雨林的な景色が広がるだけの単なる川(苦笑)ですが、船はバイキングランチ、ギター生演奏付でなかなか楽しめます。料金は船代で300ペソに入場料100ペソが加わり、計400ペソ(約800円)その他、船内での飲み物料金(ミネラルウォーターを頼んだら、300mlが30ペソ。かなり高め!)や生演奏チップ(係員が集金に回る!)等が掛かります。

バイキングランチは、基本早い者勝ちみたいで、一番最後に乗り込んだ私たちには食べられなかった物もありましたが(涙)、各種フィリピン料理が食べられ、味もまずまずです!

生演奏はおじさんのギター弾き語りでしたが、ロック・ポップスのスタンダードな曲や(乗客の多い)韓国の曲など、きれいな歌声で、BGMとしては最高でした。

あと、クルーズの途中で岸にあるバンブーハウスの前で船が止まり、中にる歌い手・踊り子(現地女性、子供からおばあちゃんまで)が、ウクレレ片手に演奏したり、バンブーダンスを披露したり(乗客も参加できます)と、なかなか楽しませてくれました。

そんなことでしばしのクルーズを楽しんだのですが、時間としては1時間もない感じで、さすがにこのまま帰るのももったいないなということで、町をブラブラしていたら、近所で宿屋をやっているという人に声を掛けられ、その人がバイクのライダーを紹介してくれました。
そのおじさんライダーのバイクの後ろに乗り(3人乗り、かつノーヘル!)、時間でいうと20分くらいの距離にある、ターシャ(手のひらサイズのメガネザル、ボホール名物)が見学できる場所(「Tarsier Conservation Area」と記されていた)に行ってきました。

中は森の中でターシャを見学できるというものでしたが、コースが決まっていて、かつ決められたポイントにターシャがいるというものでした。

ターシャは非常に神経質のようで、騒ぐことは厳禁、ポイントには必ず係員が見張りをしていました。
夜行性のためか、どのターシャも寝ていて、ほとんど動きもしなかったのですが、たまたまその前(ちょうどロボックに着いて、船に乗っていた頃)に雨が降っていたため、ターシャがずぶ濡れになっていて、まるでハリネズミのようで、ちょっと笑えました。

なお、見学料は1人60ペソ(約120円)です。

また、現地は交通手段がないので、行きに乗ってきた車なりバイクなりに待っていてもらう必要があります。
私たちもおじさんライダーに待っていてもらい、終わり次第、ロボックのバス乗り場まで送ってもらいました。最初紹介したおじさんがバイクは295ペソだとか言ってましたが、嫁さんが250ペソ(約500円)に値切ったら、あっさりOKしてくれました・・。

その他、近所にジップラインやパイソン(大蛇)等の観光地もあるようなので、今度はぜひ車で行きたいものです。