新しい教会とあん子との別れ

1月も早くも後半。営業許可更新に続き、税務署関係の年間報告等も無事提出し、次はサボり気味だった帳簿の整理と会計監査になります。事務仕事は続きますが、とりあえず急ぎのものを片付けたので、ちょっとホッとしているところです。

ところで、今年から今まで通っていた市内の教会から、近所の教会(歩いても10分少々から15分くらい)に通うようになりました。

今までの教会は、家から車で30分弱くらいですが、やはりそれなりの距離があるのに加え、悪天候時のヤギの世話などで家を留守にしづらい時があったり、今の家が公共交通の利用がかなり厳しい環境にある(そのため、万が一の際は徒歩でも通える教会が理想)等が、近所の教会に行くようになった主な理由です。

加えて、私の場合は、今までの教会が現地語メインになったこともあり、メッセージがわからず、居眠りが常習化してしまったり、何か礼拝に対する情熱が欠けてきたように思うところがあるため、これを機に礼拝に対する姿勢を改めたいという思いもあります。(この辺は全く自分の問題で、教会とは直接関係ありませんが・・。)

今度の教会は、Holy Gate Evangelical Holiness Church という教会で、韓国人宣教師によって立ち上げられたそうですが、今はアメリカ人・フィリピン人宣教師御夫妻と若いフィリピン人牧師御夫妻が、牧会に関わっておられます。
礼拝出席者も30〜40人くらいと日本の教会の近く、若い人も多いですが、年輩の方もおられ、幅広い世代が出席しているような感じです。
(教会堂の講壇周りの様子)

メッセージは、アメリカ人宣教師の他、フィリピン人牧師や同じ教団の他の教会からメッセンジャーが来られたりしてるようで、メインはビザヤ語ですが、英語も使われる(アメリカ人宣教師の場合は、英語からビザヤ語の通訳があるとのこと)ので、今までよりは(ぼんやりとですが)メッセージがわかるようになり、助かっています。


今回のブログは新しい教会のことをメインにしようと思っていましたが、昨日、出戻りで世話をしていた飼いヤギのあん子が死んでしまったため、そのことも書きたいと思います。

あん子は、生後1年弱の時に姉ヤギのサブ子と一緒に引き取ってもらったのですが、その後衰弱が酷くなり、昨年12月からサブ子と共に、我が家に戻ってきていました。

嫁さんが常に目を配って世話をしていたこともあり、徐々に回復しつつありましたが、先週の熱帯低気圧の影響で一日雨となった際に、えさ代わりに与えたカンコン(空芯菜)がきっかけになったようで、反芻がしづらくなったり、足のふらつきが酷くなるなど、状況が悪化してしまいました。
空芯菜自体は問題ないようですが、市場で買ってきたもののため、空芯菜に肥料等が含まれており、これが硝酸塩中毒を引き起こしたのではないかと想像されます。)

そして、昨日の昼頃、あん子が小屋で眠り出した後、そのまま死んでしまったようです。何とも悲しく、残念な限りで、本来は元気で人懐っこく、小さい頃は同じ双子のたま男よりも運動神経がよかった、積極的なヤギでしたので、悔しい思いさえします。
また、今回の死因がはっきりしているわけではないですが、私たちの不注意も原因の一つかと思うと、申し訳ない思いでいっぱいになります。

聖書に出てくる100匹の羊うちの見失った1匹を懸命に探す例え話ではありませんが、あん子は昨日まで11匹いた我が家のヤギのうちの1匹ですが、亡くなって改めてぽっかり空いた穴の大きさに気づきます。
(年明け頃のあん子の様子)

奇しくも、あん子が亡くなる直前に嫁さんと口論になってしまい、まるであん子から「おじさん(私)、おばさん(嫁さん)と仲よくしなきゃダメだよ。」と遺言を残されたようで、ここでも申し訳ないような、何とも言えない思いがします。

晩年のあん子は体の不調で大変つらかったと思いますが、世話をさせてもらえたことを感謝しつつ、ゆっくり眠ってほしいと思っています。あん子、ありがとう。