観光地被災状況確認

Aid Bohol での支援物資運搬の手伝いと並行して、私たちが取り組んでいる観光ツアー催行に当たり、各観光地の被災状況についても、実際に現地に行って確認するようにしています。

◆バクライオン教会、血盟記念碑、パングラオ島(22日)
クライオン教会については、ニュース映像で派手に破壊されたものが出回っていますが、実際のところ、教会堂に隣接した鐘楼の上部及び教会堂の鐘楼側の壁が崩壊しています。
当然ながら中には入れず、敷地に接した幹線道路も教会部分だけ通行止めになっていますが、外側から様子を見る限り、鐘楼側以外の教会堂や教会堂に繋がっているミュージアム、さらに隣にある高校などに大きな被害は見受けられませんでした。
(崩壊した鐘楼(道路側)とミュージアムのある建物(見にくいですが))

血盟記念碑は、タグビララン市内にある観光スポットですが、メインの銅像に被害は無いものの、周囲のコンクリートの損傷確認とやらで、現在は柵が閉じられたままになっています。(柵の外側からの写真撮影は可能。)

ホワイトサンドビーチで有名なパングラオ島は、今回の地震の被害が少ない地域と聞きましたが、ダウイス教会など一部で被害を確認した他は、確かに傍目にも建物の倒壊やテントなどでの避難生活などは見受けられませんでした。
(普段と変わらないアロナビーチと被害確認のためクローズしていたヒナグダナン・ケーブ(洞窟))

◆チョコレートヒルズ周辺(カルメン、サグバヤン)(24日)
チョコレートヒルズは、カルメンやサグバヤンなどの町に広範囲に分布しています。地震の影響で通常利用するロボック経由の道路が使えないため、救援活動で御馴染みになったバリリハン、カティグビアン経由の道路を使い、まずはサグバヤンへ。

サグバヤンは震源に近いせいか揺れが酷かったようで、町役場や病院、市場などの他、家屋でも損傷しているところが目につきました。

展望台のあるサグバヤン・ピークは閉鎖中、道路から見えるヒルズにも(映像ニュースで御馴染みとなった)崩落したものを所々で見かけました。もちろん、崩落していないものの方が多いのですが。

サグバヤンからカルメンに移動。毎回利用するカルメンの展望台は、展望台そものに損傷があり同じく閉鎖中。
(展望台への通路が封鎖されている様子と道中で見たヒルズ)

ただし、カルメン展望台の近くにあるチョコレートヒルズ・アドベンチャーパークは営業していることを確認。こちらの展望台からは問題ない上、ここから見えるヒルズは崩落などもなく、震災前と同じ状態で見学できます。これは朗報!感謝です。

今後もロボック方面や迂回路などの確認のため、現地調査を行う予定です。