ボホール 犬事情

以前にもブログで書いていたように思いますが、こちらでは多くの犬を見かけるのですが、ほとんどは放し飼いです。一部の大型犬が檻で飼われていたり、飼犬に思いのある飼い主が自分の家や敷地の中で飼っていることもありますが、多くの場合は放し飼いというか放置しているような状態です。

昔は日本でもそんな状況があったようですが(私はリアルタイムで経験していませんが)、犬にとってはノビノビできて良さそうに思える反面、やはりリスクも多く、正直やめてほしいと思うこともしばしばです。

放し飼いの問題点としては、飼犬が被害者にも加害者にもなり得るということが挙げられると思います。

被害者については、やはり道路にフラフラ出てきたり、道の真ん中で寝そべっていたりして、車やバイクの事故に遭う危険があるということです。事実、教会で飼っていたドスも、街中をうろついていた時に事故に遭ったようで、先日死んでしまいました(泣)。

あと、加害者としては、人なり動物なりに危害を加える可能性があるということです。
実は今日、隣の家の飼いヤギ(ユキちゃんのお母さんヤギ)が、普段見慣れない犬に噛みつかれてしまったようで、私たちが様子を見た時も痛々しそうでうずくまっていました。
どうも(放し飼いされているような)飼犬は狂犬病の予防接種もしていない犬が多いようで、大事に至らないことを祈るばかりです。

私たちも飼いヤギがいるので、日頃から犬には注意していますが、普段見かける犬は襲ってくるようなことはないものの、見慣れない(性質のわからない)犬には特に注意しなければなりません。

また、なぜか最近近所でも犬が増えてきたのか、夜も時折、あちこちで犬が鳴きだして、うるさくてしかたない時があります。

実際のところ、飼い主も番犬になればいいというくらいの感じで、日本の飼い主のような愛情やモラルもあまり無いようで、基本的にはほったらかしのように思われます。(そもそも放置していたら、肝心な時に犬がいなくて番犬の役を果たさないようにも思いますが・・。)
そのためか、飼犬が被害を受けることにはそれほどダメージがないのかもしれませんが、やはり加害者になることについては、もっと考えてほしいものだと思います。

以前は嫁さんも近所の犬に噛みつかれたことがあり(その犬は狂犬病の予防接種を受けており、噛み傷も浅かったので特に問題なし)、また今回のようなこともあったので、犬を放置しておくことの危険性をもっと認識してほしいのですが、もっと大事にならないと改められないのかと思うと情けなくなってきます。

狂犬病予防接種を厳守する、せめて夜は家の周りや敷地の中に繋ぐ・・くらいはしてもらいたいものです。