嫁さん入院 その4

先日まで入院していた嫁さんもすっかり元気になり、食欲も回復(むしろ以前より増した?)していますが、ただフィリピン料理のような脂っこくて塩辛いものは食べられないようで、とりあえず自分の食べられそうな物に限定しています。とは言え、食べられるようになったのは何よりです。

さて、前回の続きで、今回の入院生活で感じた日本の病院との違いですが、今回も二、三挙げてみたいと思います。

これは病院に限らず、モールなどどこに行ってもそうなのですが、とにかく看護師の数が多い。
また、その看護師たちが、血液検査や血圧測定、点滴チェックや引継ぎ時の見回りなど、ひっきりなしに病室にやってくるため、本当に落ち着かない。(その割に点滴の液体が切れて呼び出したこと数知れず・・。)
特に初日がひどく、30分から1時間置きくらいに、しかも夜通しやってくるため、ゆっくり寝られない。これは嫁さんはもちろん、付添いの私も参ってしまいました。

あと病院食ですが、日本の場合、あっさりした、どちらかと言えば味気ない食事を連想しますが、こちらはcanteen(食堂)で出てくるようなシンプルなフィリピン料理。当然塩辛く、脂っこいので病人には不向きと思いますが、こっちの人は普通に食べているのだろうか・・。
入院中全く食欲のなかった嫁さんはせいぜいフルーツを食べるくらいでしたので、ほぼ毎食私が食べていました。
(ある日のメニュー。順に朝、昼、夕食。)
 

最後に違いというか驚きですが、こちらの医療費はあまり高くない(もちろん治療内容で全然異なりますが)と聞いていましたが、そんなことはなく、一つの薬で1,000ペソ(2,500円弱)を超えるようなものもあり、特にこっちの庶民感覚だと本当に高いです。結局、薬代だけもかなりの額になってしまいました・・。

ということで病気の治療だけでなく、いろいろとストレスの溜まることも多く、夫婦ともどもしんどい入院生活でしたが、何とか退院できたことを心から感謝しています。
病気をして健康の有難みがわかるとよく言いますが、まさにそうだなあとつくづく感じる今日この頃です。