嫁さん入院 その3

今回の件で多くの方々に御心配をお掛けしてしまいましたが、お陰様で嫁さんもほぼ回復しつつあります。お祈り、御支援を感謝いたします。

さて、今回は初めてのフィリピンでの入院ということで、日本の病院との違いに随分戸惑いました。気になった点をいくつか挙げてみたいと思います。

まず、制度的な違いとしては、医薬分業のため、治療で必要な薬品を全て自分で買ってこないといけないこと。ただ、自分で買うといっても、看護師が渡してくれるメモを持って病院内にある薬局に買いに行くだけなんですが・・。
とはいえ、私も薬の知識が全くないため、薬局に行ったらやたら高額な料金を請求されて、慌ててこんな高い薬止めてくれと看護師に交渉したりしました。
また、薬局が24時間やっているため、仮眠中でも買いに行かされる(実際は朝でも良かったのかもしれませんが)ことがあり、ちょっとキツかったです。

あと、これも制度的なものですが、医師がその病院に常駐しているわけではないため、一日1、2回、医師が都合のよいときにフラッと病室に現れるだけ。(病気の内容のせいもありますが)別に診察するわけでもなく、ちょっとしゃべったと思ったら、すぐ病室を出てしまい、なかなかじっくり相談することもできず、なかなか辛いものがありました。(むろん緊急等の場合は電話で相談することができます。)
また、来る時間が不定期で、時には夜中近くになることもありました・・(苦笑)。

なお、これは病院の違いではありませんが、困ったことの一つとして、英語の医療用語がわからないことも挙げられます。やはり普段使わない単語が出てくるので、何を言っているのかわからない・・。
辞書を使ったり、わかりやすく説明してもらったりして対応しましたが、医師の詳しい説明や逆にこちらの細かい要望を伝えるなどは、近所の人や教会のメンバーが手伝ってくださったこともあり、何とかなったのは本当に感謝でした。
まあ、これは医療用語も含め言葉の壁でして、ちょっとずつ乗り越えるしかないのかもしれません。

さらに細かい日本との違い(というか不満?)もありますが、これは次回記します。