初めてのお葬式に参列

先日、初めての結婚式に出席したのですが、今日は初めて告別式(お葬式)に参列しました。
教会のガムさんの御祖母さんが先週亡くなられ、お通夜など一週間近く親族が集まって故人を偲んでいたようですが(こちらでは長いと1ヶ月くらい葬儀関係で親族等が集まり続けるようです。)、今日ようやく葬儀ということになり、私たちもガムさんや文子さんたちと一緒にパングラオ島の御祖母さん家に行ってきました。

午後1時から葬儀ということで、教会のメンバーもほとんど来られなかったのですが、以前ミッショントリップで訪れたバイヨン(Bayong)やナンオッド(Nan-od)等の教会の牧師先生たちもやって来られていました。

早めに行ってお昼ご飯をごちそうになった後、家の中で葬儀が行われました。ガム牧師(ガムさんのお父さん)の司式で、韓国人宣教師のソン先生がメッセージをされ、シンプルながらもキリストを信じなければ天国に行くことはできないと力強く話され、大変励まされました。

葬儀は日本のキリスト教会のものに近いですが、やはりお国柄か、かなりカジュアルで、故人と一番近い関係であるガムさんのお母さん他数人が喪服姿だった他は、皆普段着でした。また、座席の位置もかなり適当で、親族の方が家の外にいたかも思えば、関係のない私たちが前の席に座っていたりと、これもお国柄なんでしょうか・・。日本の香典(キリスト教ではお花料)のようなものもなく、基本、全て遺族の持ち出しのようです。

最後にガムさんのお母さんや数人が挨拶や故人の想い出を涙ながらに語られ、特に御祖母さんと一緒に暮らしていたアロンさん(ガムさんのお兄さん)は急な涙で話もできない状態でした・・。
とはいえ、キリスト教では、死んでも皆天国で再会できるという希望があるので、葬儀でもジメジメした感じはなく、皆いつもと同じように明るく振る舞っていました。

葬儀が終わってからは、棺を車に乗せて、2、3kmくらい先にある墓地に埋葬に行きました。

こちらでは火葬にする習慣がなく、基本的に棺に遺体を入れ、そのまま墓地に置く(今回はブロックで囲われた棺置き場?のようなところに棺が入れられ、最後にブロックとセメントで蓋をしていました。)

その後、皆にジュースとお菓子が配られ(なぜか墓地の近くに住む子供たちももらっていた)、終了。初めてのフィリピンでの葬儀でしたが、悲しい中にも希望とフィリピン特有の明るさを感じた葬儀でした。