突然の訪問者 その5

車両登録に係るLTO(陸運局)某職員とのやりとりについて(http://d.hatena.ne.jp/khgreen/20121016/1350404638)の続きです。

今朝、某氏に連絡を取ったところ、ORと呼ばれる書類の原本が用意できているとのことでしたので、早速LTOまで出掛けることにしました。

確かにORという書類の原本をもらったのですが、所有者名が前のオーナーのままであり、これでは名義変更ができていないではないかと言うと、これはこれでいいらしく、CRというもう一つの書類の方になるようですが、こちらについてはまだ時間が掛かるようでした。

いつもそんな感じなので、じゃいつになったらできるのかと聞くと、どうも前のオーナーがCR原本を紛失したことが進まない原因らしく、直接マニラに行けばいいとか、セブに行くから追加料金を払えとか、(後でその理由がわかったのですが)以前と同じようなことを言うので、一緒にいた嫁さんもかなり怒って、マニラやセブには行かないし追加料金も一切払わないとまくし立てていました。

結局、某氏がセブの友人に確認し午後私たちに連絡する、ということでその場を去ったのですが、職員としての某氏があまりにも怪しいので、彼がいないときに一緒にいた人に彼は職員なのか?と聞いたら、彼は職員ではない、フィクサー(違法の仲介屋、とはいえLTOの周りにウヨウヨしている)だとのこと。何と!それでいつもLTOの中ではなく、周辺のフィクサーの事務所(小屋)で話していたし、書類も直接自分で処理できないわけか!ただ、そうするとなぜフィクサーの彼が我が家の住所がわかったのかという疑問も出るのですが、これも後にわかりました・・。

こうして一旦家に戻ったところ、某氏からセブで手続きするから3000ペソ(約6000円)追加で払ってほしいと連絡がありました。折しも車購入の際、前のオーナーとの仲介役をやっていただいたDさんからLTOどうたった?と連絡があったので、ざっと状況を説明し、また某氏と話すので一緒に来てほしいとお願いしました。

そして、Dさんとともに某氏の元に行き、Dさんが直接現地語で某氏と対応したところ、どうもボホールのLTOでは対応できず、マニラかセブに行かないと進められず、自分で行くか、某氏に頼むかどちらかだとのことでした・・。既に某氏には料金支払い済みですが、これは前のオーナーの書類紛失による余計な処理になるため、追加料金もやむ得ないようです。

とりあえず検討して改めて某氏にお願いするかどうか後で連絡する、としてその場を後にしましたが、Dさんによれば某氏は元職員でそれなりの地位にいた人(以前、LTO内で見たことがあるとのこと)とのことで、市長が変わったときに職員が一斉に辞めさせられた(自分にコネのある人たちを職員にするため?)際にフィクサーになったのではないか、とのことでした。
なるほど、それで他のフィクサーや周辺の人たちにも偉そうにしていたし、元職員ということでおそらく前のオーナーとも面識があり我が家の住所がわかったのでしょう・・。
ま、自分の落ち度でもないのに上の事情で勝手に辞めさせられるというのは、それはそれで気の毒な気もしますが・・。

DさんはLTO内に友達がいるらしく、たまたま今日はいなかったのですが、明日確認してもっと安くやってもらえるように頼んでみるとのことでしたので、それでお願いすることにしました。

ともかくこれで某氏にお願いすることもなくなり、このシリーズも終わりになりそうですが、免許の時に続き、またしてもフィクサーに処理してもらったことに愕然としてしまいました・・。ただ、免許の時と異なり、今回は余分なお金を払ったわけではなさそうでしたので、その辺はまだマシなのですが。
ホントにこのLTO関係は要注意ですし、今後もフィクサーには気を付けねばと改めて思わされました。