ミッション・トリップ その2

先週末に行ったミッション・トリップ(伝道旅行)の2日目についてです。

2日目は、場所を変えて、イスカヤ族という少数民族を訪問、以前私たち夫婦も訪れたことのあるバイヨンと、さらに奥にあるファティマという集落に行きました。
そして、夜は1日目と同様の集会を行うため、また戻ってくる予定でしたが、昨日も記載したとおり、午後からの大雨で中止となりました。

初日の滞在地からバイヨンまでは、直線距離ではたぶん大した距離ではないと思いますが、両方とも山間部ですのでダイレクトに行ける道はなく、麓の幹線道路まで降りてまた山道を登るというルートを辿ったので、片道で2時間弱くらい掛かったように思います。
また、訪問に当たり集会は行わないため、音響機材等はマルチキャブと一緒に滞在地に置いておき、我が家のバンで行くことになり、夜の帰路を含めて一日の大半を運転することに!

バイヨンでは以前お世話になった、農業指導者でもあるE牧師と合流。以前訪れた時は建設中であったE牧師の自室及びゲストハウスもほぼ完成に。

バイヨンでは、皆でお祈りした後、挨拶もそこそこにE牧師と共に次の(メインの)目的地ファティマへ。

ファティマまでは悪路が多く車での移動が難しいため、バイクタクシーを利用。フィリピン恒例のノーヘルでそれぞれ3人乗りくらいで移動しました(本当に日本では考えられないです)。ライダーも慣れているとはいえ、かなりの悪路を3人乗りでよく行けるものだとしみじみ思いながら、30分くらいの道のりを無事に辿り着きました。

ファティマは、このエリアの中でもかなり特殊な集落らしく、現地の人たちの宗教もカトリックではなく、イスラムやいろいろな宗教がミックスされたものを信仰の対象としているようです。
確かにバイクを下車した場所まで連絡要員?と思しき女性が来たり(二言、三言話してすぐに集落に戻ってしまった)、出迎えの際の皆の衣装が白で統一されていたり、集落のリーダーの奥さんが二人いたり、ちょっと不思議な感じのするところです。
(なぜか集落のリーダー(左端)だけは普段着)

友人宣教師Oさんが言うには今回で3回目の訪問らしく、リーダー始め皆に温かく迎えていただきました。
出迎え場所でしばらくリーダーの話を聞いた(といっても現地語なのでさっぱりわからず)後、場所をリーダーのお宅に移して、しばしの歓談の後、昼食。私たちがお土産代わりに持って行ったレチョン(鳥の丸焼き)がおかずになっていたのですが、集落中の人たちが集まっての食事となったため、さすがに一切れだけもらうに留めました(苦笑)。

食後は、集落の一人一人に用意した贈り物を。皆、非常に喜んでいたようでした。

これでファティマでのプログラムを終えたのですが、やはり伝道というよりは訪問という趣きで、まずはこういうことの積み重ねが大事なのかなと感じました。

さて、これで夜の集会に向けてまた移動したのですが、ファティマ到着してまもなくかなり強い雨が降り続け、結局雨の中をバイクタクシーで移動。皆タオルを巻いたり思い思いの雨除け(私は傘を差しました・・)をしたものの、やはりびしょ濡れ状態に。でも、事故なくバイヨンまで戻れたのは本当に感謝でした。
そして、バイヨンからは我が家のバンで移動したのですが、初日滞在場所近くで現地の牧師先生御一行と落ち合う場所まで来たとき、先生曰く、この雨のためこれ以上先に行くのは危険。また、集会をやっても人は集まらないだろうとのことで、急遽予定を変更し、そのままタグビラランまで戻ることになりました。
最後はバクライオン教会(フィリピン最古の教会)脇の屋外バーベキュー屋で夕食を取り、我が教会に戻りました。

今回のミッション・トリップは伝道もさることながら、悪路での長時間運転や、雨天時のバイク移動等、いろいろな経験をしました。ヒヤヒヤすることもありますが、今後もこうした伝道活動には夫婦共々、進んで関わっていきたいと思わされました。