移住までの道のり 7 葛藤

2月中旬の退職、セブ島移住を3月末から2月下旬に前倒しした私たち夫婦ですが、やはり職場への負担は大きく、多大な迷惑を掛けてしまうこととなりました・・・。
特に私が大阪に行って職場を休んでいる間に、同じ部署の人が病気休職となり、長期離脱となったこともあり、余計に職場の負担感が増したように思います。

私が2月中旬の退職が決まったことで、職場の人たちにも詳細を報告したわけですが、何となく重い雰囲気で、その後も(後述するように)職場を休むことがたびたびあった他、私自身がヘマをやらかしたこともあり、実際にそれを見かねた方から忠告をいただきました。(当然と言えば当然の話で、直接言われないにしろ、実態としてかなりの批判がありました。)
また、その後もヘマをやらかすことがあり、余計に職場の人たちには申し訳ないという思いが募るばかりでした。

話は前後しますが、家の中では4号機の問題や移住準備のことがメインで、職場や教会等、周辺の人たちとは隔世の感がありました。そして、たまたま妻だけが大阪に残るという状態が数日続いたことがあり、大阪避難等でイライラしていたことに加え、私自信の中で何か張りつめていたものがプツンと切れたように感じました。
これが、妻が久しぶりに帰京した際に、(些細なことで)本当にプッツンと切れてしまい、大ゲンカとなってしまいましたが、情けないことに私自身が妻に手を上げかけて(実際は妻が自力で止めて最悪の状態にはならなかったのですが)しまったこともあり、妻から三行半を突き付けられてしまいました・・・。
自分の弱さを突き付けられた思いがしましたが、その後、一緒にクリスチャンのカウンセラーの先生のところへ行き、一定の解決が得られたため、最悪の事態を免れたのは本当に感謝でした。(海外移住を前に、夫婦の問題を洗い出し、それに対処することができたのは、結果的には良いことでした。)
ただ、その辺のゴタゴタで、またしても職場を休むことがあり、そっちはそっちでつらい思いをしたのです。

そんなことで移住を前に、自分自身としてもかなり厳しい状況に置かれたのですが、これも神様に祈って自分自身で決断したことなので、やむを得ないことかと思います。
ただ、移住時期を2月に前倒ししたことで、周囲の人たち(特に職場の人たち)に迷惑を掛けたことが神様の喜ばれることなのかと言われると、正直自分でもよくわかりません。これはかなり後にならないとわからないことかもしれませんが、自分としては、周囲の人たちの忍耐があってこそ今の自分のたちの移住があることを決して忘れてはいけないと、日々思っています。

2月に入り、仕事も中途半端な状態でしたが何とか引継ぎも終え、2月中旬に無事退職することができました。職場の人たちもいろいろ思いはあったのでしょうが、最後は温かく送り出していただき、涙が出るくらい有難い思いがしました。

そして、いよいよセブ島移住となりますが、その前に各種手続き、引越し作業という最後のハードルが待っていました。詳細は次回以降で。