一時帰国の感想 その2

今回の内容は、このシリーズの一番最後に書こうと思っていたのですが、折しも(予想通り)安保法制が衆院強行採決されてしまったこともあり、前倒しで記載することにしました。

今回一時帰国をして、前回記載の快適な旅と並び、日本の便利さや豊かさ、快適さに、今更ながら楽しみ、これらを堪能してきたわけですが、その一方で、今後に不安を感じるようなことがあったのも事実です。

フィリピンにいて日本のニュースに触れていると、従来から心配していた原発放射能関係だけでなく、噴火や地震などの自然災害、消費税増税、秘密保護法、TPP、さらに今まさに進行形である安保法制などなど、日本大丈夫か?と思うようなニュースが目白押しであるように感じます。

そのため、大なり小なりこうしたことを懸念するような雰囲気があるのかと思いきや、意外にも(?)全くそのような雰囲気は感じられず、私が日本にいた頃と変わらない、平和な日本しか感じられませんでした。

まあ、たかが一週間程度の滞在ですし、非常に短時間かつ限定的にしか人と接していなかったので、そんなことでわかるわけもないのですが、私が滞在したところでは、何となく上記の問題には無関心であるような、そんな空気を感じたように思います。

今回の安保法制はこのまま成立してしまいそうな勢いですが、やはり自分たちに大いに影響を及ぼす政治や社会問題には、しっかり関心を持って、投票などを通して自分の意見を表明することが本当に大事なんだ、ということを切に思います。


また、これも大変一面的な見方にはなってしまいますが、語られてから久しい少子高齢化が本当に進んでいるなあ、とも感じました。

今回滞在した実家の周辺では、私が子どもの頃はたくさんの子どもたちが公園で遊んでいたり、うじゃうじゃいた(笑)ように記憶していますが、今はひっそりとしており、何か勢いのようなものが全く感じられませんでした。(若い人たちが多いフィリピンからの帰国なので、なおさらそう感じたのかもしれません。)
新しく保育園などもできているようですが、一方で、介護施設や医療施設なども増えてくるようで、やはり高齢者が増えているんだな、という気がします。

そんな中で、私の所属教会の礼拝に久しぶりに出席したのですが、役員の改選が行われたようで、新たに2人も若い人たちが役員に選ばれ、世代交代が進んでいる様子に大変嬉しく、感謝な思いがしました。


・・と今回はネガティブな記載となってしまいましたが、常に希望を失わずに前進したいと願いつつ、次回は日本滞在の感動や興奮(大袈裟ですが(笑))を報告したいと思います。