ようやく電気・水道復旧、感謝!

三日前から続いていた、停電と断水も昨晩ようやく復旧(電気は昨日午後、一時的に復旧したのですが、すぐに停電に・・)しました。とはいえ、まだ断続的に停電が続いているので完全復旧とはいかないのですが、まずは神様に感謝です!

それにしても今回の台風30号は大変な強さの台風だったようで、世界的にも史上4番目の規模とも言われているようです。
奇しくもボホール島は台風の中心から若干外れたようで、致命的な被害は免れたようですが、隣の(ボホールから北東に位置する)レイテ島のタクロバンやオルモックなどは甚大な被害が出たようで、特にタクロバンでは1万人の死者が出たという情報もあります。被害の規模も未だはっきりわからない状況ですが、御遺族への慰めをお祈りするとともに、被災者への支援と一日も早い復興を願っております。

前述のように、私たちの住むボホール島ではそれほど大きな被害にもならず、7日の深夜から8日にかけて、強い風と雨があった程度でした。
実は先日の地震のこともあってか、ミンダナオ島からガムさんのお母さんが来られてしばらくボホールに滞在されていますが、台風を心配されて、文子さん・アリ君と一緒に一晩我が家に滞在されました。何事も無かったのが何よりでした。

ただ、冒頭のように8日早朝から停電及び断水となりましたが、ボホールは大きな被害が無かったので、一日で復旧するかと思いましたが、気が付いたら復旧まで二日半くらい掛かってしまいました。
原因としては、ボホールの電気がレイテ島で発電されており(海底パイプラインで送電されているそうです)、レイテの発電所が台風の被害にあったことと、停電に伴い水道のポンプが動かず断水になったようです。(水道なのだから自前の発電機くらい設置しておいてほしいものですが。)

一昼夜を超える停電・断水は、日本・フィリピンを通じて初めての経験でしたが、電気の方はパソコンが自由に使えない(バッテリのある間は可)ことや、夕暮れ過ぎに暗くなってできることが限られることくらいで、思ったほどダメージは無かったのですが、水が不自由というのは結構キツイですね。
(停電中の夜はロウソクで過ごしました。)

飲み水はもともと別にミネラルウォーターのボトルを用意してあるので問題なしですが、通常使う水はアパートのタンクに溜めてあるのが無くなると全く水が無いので、事前に嫁さんが空きボトルに汲んでおいた水が大いに役立ちました。それでも、トイレなどで大量に水を使ってしまうため、ボチボチ用意していた水も危うくなるところでしたので、水道の復旧は本当に助かりました。
(街中で給水を受ける人たちの様子)

それにしても、先日の地震といい、今回の台風といい、ビザヤ地方(中部フィリピン)は災害の少ない地域と言われていましたが、決してそうではないことを改めて教えられたように思います。昨日の礼拝メッセージでも当然災害のことに触れられてましたが、現地の人たちの意識も変わってくることでしょう。

レイテ島などはまだまだ被害の実態もよくわからない状況ですが、早くも次の熱帯低気圧が30号と同じルートを通る予想が出されており、規模は30号より小さいものの、二次災害などが懸念されております。一日も早い被災者の救援とこれ以上の被害が出ないよう、お祈りくだされば感謝です。