ボホール島移住関係 その4

仕事や用事などが重なり、しばらくブログを休止しておりましたが、ようやく落ち着いたため、再開いたします。御心配をお掛けしました。

さて、前回からの続きでボホール島移住についてですが、今回は最後のまとめといたします。

ボホールに限らず、海外への移住はみなそうだろうと思いますが、やはり日本とは勝手の違う外国で暮らすわけですので、楽しいことも多いでしょうが、むしろそれ以上に苦労することの方が多いのかもしれません。
そこで、普段から嫁さんとも話していることを二つほど記して、まとめとさせていただきます。

◇ 日本人にとって一番住みやすい国は日本である。
まあ当然といえば当然のことですが、本当にいろいろな意味で日本は住みやすいです。
何よりも言葉の心配はいらないですし、食事も食べ慣れた日本食はもちろん、世界各国の料理が食べられます。(近年は放射能汚染が心配ですが。)インフラ、サービス等も世界で類を見ないほどの充実ぶりです。さらに(何だかんだ言っても)治安も良く、四季もはっきりしておりそれぞれの季節を楽しむことができます。具合が悪くなれば割と気軽に病院に行くこともできます(TPPが始まってしまうと、これも怪しくなりますが・・)。
移住するということは、そのような日本を敢えて離れるわけですから、それなりの理由があるわけで、やはり移住の理由や目的というものをはっきりさせておくことが、移住先での困難を乗り越え、楽しく暮らす秘訣の一つかと思います。

◇ この世に楽園は無い。
ボホールの例で考えると、自然豊かで物価が安くて暮らしやすいという印象がありますが、裏を返せば不便であったり、日本クオリティのものが手に入らないなど、必ずしも暮らしやすいとは言えない面があります。まあ、物価相当のクオリティというもので、日本と同じような生活をしたいのであれば、相当(それこそ日本にいるのと同じくらい)のコストが掛かります。
また、パングラオ島のホワイトサンドビーチはすばらしいのですが、美しいのはよく整備されたリゾートだけで(もちろん海そのものはどこで見ても美しいです)、ちょっと離れればゴミだらけの場所があったりとか、とてもリゾート地とは思えない場所も少なくありません。さらに、モールや病院も無く、何をするにもタグビラランまで出掛ける必要があります。
移住先の一面(特に良い面)だけに囚われると、こんなはずでは・・ということになりかねませんので、移住先を決めるに当たっての自分なりの優先順位を決めておくとともに、現地の長所短所を把握し、どこまで折り合いがつけられるか(我慢できるか)をあらかじめイメージしておくことが大事かと思います。

・・とまあ、複数回に亘りあれこれと偉そうに書いてしまいましたが、私自身もまだまだわからないことだらけの人間ですので、そんなもんかね程度に思っていただければと思います。
移住の目的は人それぞれですが、どうせ移住するなら日々楽しく喜んで生活したいなあと思わされています。

(パングラオ島の美しい海)