ボホール島移住関係 その3

先日からの続きもので、今回はボホール島移住に関するデメリットです。(前回同様、独断と偏見です。あしからず。)

◇ インフラが脆弱
フィリピンは発展途上国ですので、日本と比べると電気や水道、道路等生活上のインフラは脆弱です。特にボホールはフィリピンの片田舎ですから、余計に実感することが多いかもしれません。
例で言うと、電気は(割と短時間ですが)たびたび停電します。
水道は電気ほど影響はないですが、先日広いエリアで止まったことがありました。
ガスは都市ガスはなく(全てプロパン)、給湯設備もありません。(ホットシャワーは電気の給湯ですが、そもそも設置している家がほとんどない。)
道路は未舗装が多い上、舗装していても穴だらけだったりすることもあります。
また電話は携帯、インターネットもWi-Fiが基本で、有線はまれです。(この辺はボホールが田舎であることも影響していると思われます。)

◇ 物やサービスの質が悪い
これは日本との比較ですが、そもそも世界一といってもいいくらいの質を持つ日本と比較すること自体がナンセンスかもしれません(苦笑)。
まず、物はとにかく壊れやすい(買う前から壊れている場合も)です。その割に、それほど安くなく、日本と変わらないくらいの物もあります。
また、床屋とかマッサージなどは値段も安く(人件費が安いため)、質も悪くないですが、例えばスーパーのレジでやたらと待たされたり、商品を適当に扱っていたり、顧客第一という概念が感じられない(そもそも無い?)ことがたびたびあります。

◇ 就職が困難
ボホールはそもそも観光以外の産業に乏しい上、日本人も大変少ないので、就職口を見つけるのはほぼ不可能です。仕事を行う場合、現地でビジネスを立ち上げるなど、自ら道を切り開いていくことが基本になります。

◇ ウィルスや病原菌が多い
フィリピンに限らず暖かいところは、ウィルスや病原菌が多いですので、普段から免疫を高めておくなど健康に生活できるような心がけが大切です。
また、先日嫁さんもなってしまいましたが、蚊を媒体としたデング熱もメジャーな病気ですので、蚊にさされないための対策が必須です。
なお、ボホールにはマラリアが無いのはありがたいところです。

その他細かい点としましては、銀行やクレジットカード関係でしょうか。
そもそも現地人で銀行口座を持っている人が少なく(人口の10%程度?)、日本で常識の「口座引き落とし」もこちらでは見たことがありません。(基本は現金払い。)ATMはありますが、外国の銀行の場合、手数料が高いのがネックです。(セブにシティバンクがあるのが、せめてもの救い。)
また、クレジットカードもモールなど一部店舗で使用できますが、利用者が少ないので、店員が処理方法を知らなかったりすることもあります。

またこちらの人は良くも悪くも適当で、細かいことを気にしないので、なかなか日本人ならではの不満を理解してもらえないという事情もあるかもしれません。

他にも良くない点はありますが、外国だから仕方ないと、いかに割り切れるかが現地生活のポイントのように思います。(もちろん、主張すべき場面ではしっかり主張することも大切です。)

(タグビララン空港の様子。)