ボホール島来訪 その2

先週末(土日)に、ボホール島に行きました。セブ島に来て約3週間、ようやく観光地らしい所に行くことができました!

セブ島からボホール島までは、船で2時間弱、揺れもほとんどなく快適に過ごすことができました。
(船から見たセブの港の様子)

ボホール島の到着後は、友人の宣教師夫妻の先導(バイク)で、トライシクル(オートバイの横に客席が付いたもの)で家の教会でもある友人の家まで移動しました。ボホール島の移動手段はトライシクルが基本らしく、至る所でトライシクルを見かけました。
(トライシクル客席の中)

友人宅では鶏の丸焼きを始め、各種惣菜や、珍しい(現地ではポピュラー?)フルーツを御馳走になりました。仕事柄、経済的にも楽ではないだろうと思われるのですが、旅人をもてなすという精神で御馳走を振る舞ってくれた友人夫妻に、ただただ感謝するばかりです。

その後は、友人のご主人のおばさんが経営するリゾートまで移動、ここで宿泊しましたが、隠れ家的なリゾートでかつアットホームな雰囲気で、ゆっくり落ち着いて過ごせる所です。また、エアコン付きの部屋でしたが、エアコンが不要なくらい夜は涼しく、とても過ごしやすかったです。
(リゾートのビーチ、友人夫妻が結婚式を挙げた場所でもあります。)

翌日は、友人のご主人のお父さんが牧師を務める家の教会の礼拝に出席しました。出席人数は20人前後で、日本の(小さな)プロテスタント教会並みの人数でしたが、若い人が多いせいか、あるいはもともとその教会の持つ雰囲気なのか、はたまたフィリピン人の気質なのか、とても明るく活気があり、すごく元気をもらいました。
また、小規模教会とはいえ、プロジェクターや各種楽器、音響設備を整えており、中古品等をうまく活用してできるだけお金を掛けない工夫をしつつも、しっかり設備を整えていることに大変感心しました。
(教会内の様子)

午後は教会の皆さんといっしょに昼食をいただき(たっぷりのご飯に各種おかず、皆で食べていることもあり、ホントにうまい!)、その後は友人夫妻とコーヒーを飲みつつ語らい(ここでもカフェを御馳走になり、旅人をもてなす姿勢に頭が下がるばかりです。)、ボホールを後にしました。

今回は短い滞在でしたので、ボホール島のメジャーな観光スポットには行けませんでしたが、ボホールの良さに私たち夫婦は魅せられ、すっかり気に入ってしまいました。

まず、私が真っ先に感じたことは、空気がきれい、ということでした。セブは人口が密集している上、排ガス規制の無い車が頻繁に往来しているため、空気の汚れがひどいのですが、ボホールは人口が密集していない上、バイクメインで車自体が少ないため、空気が汚れていません。久しぶりに深呼吸してしまいました!

また、人口が密集していないため、町に余裕が感じられました。大都市にあるようなギスギスした感じがなく、道路も汚れておらず、おそらく皆が裕福ということではないと思うのですが、人々の服装も割と小奇麗な感じでした。

さらに、土地にも余裕があり、妻とも家庭菜園から始め、ゆくゆくは自給自足(に近い)生活をしたいねと話してきていることから、今後の生活を考えたら、ボホールはぴったりのところではないか、と思いました。

もともとボホールには何となく興味があった私たちでしたが、単に友人夫妻を訪ねる旅が、思わぬ収穫を得ることができ、感謝でいっぱいです。今後のことを神様に祈りつつ、さらに私たちのような移住者のために私たちにできることをやっていきたいと願うばかりです。